menu

ナベカ

越前の魚でナベカは人気です。
特段珍しくなく、水面下10センチの水深から見れるので、体験ダイビングでも見ることができます。

そんな身近な魚であるナベカですが、生態写真を撮影するのにうってつけの被写体になります。
例年5月から8月ごろまでと長い期間産卵行動を観察することができます。

特に産卵時期の個体は、オスメス共にカラフルです。
水深1mくらいと浅いですが、じっくり観察できますよ。

産卵が近くなると、オオヘビガイの殻などの小さい穴をオスが綺麗に掃除します。


そして、メスを誘導する時は、オスが婚姻色で色が黒っぽくなります。

そして、近くを通りがかったメスを巣穴に誘います。


メスがある程度の数を卵を産んで、穴から出るとオスがすぐに穴に入り精子をかけます。
そして、また近くを通りかかったメスを誘い巣穴に誘導を繰り返します。
生みたての卵はオレンジ色のグミのよう。


巣穴が卵でいっぱいになるまで続けられます。

産卵後羽化するまで、オスが卵を守ります。

ナベカのオスはイクメンです。
ハッチアウトのチャンスに出会って、撮影したいです。

トウカイナガダルマガレイ

セジロハゼ

関連記事

  1. ネンブツダイ

    越前に生息するテンジクダイの仲間です。通常は岩の影などに群れていま…

  2. タツノオトシゴ

    越前海岸で見られるメジャーなタツノオトシゴは、ザ・タツノオトシゴです。よく…

  3. ヘビギンポ

    越前海岸の普通種ですが、コンデジで手軽に撮影できる被写体として人気です。…

  4. マダラギンポ

    越前海岸で見られるギンポの仲間で、名前がわからなかったのがこのマダラギンポ…

  5. キュウセン

    越前の代表する魚です。ダイバー周りにチラチラ集まってきます。オスの成魚はグ…

  6. ノコギリヨウジ

    越前でヨウジウオというと、茶色の地味な子を思い浮かべますが、夏時期に岩の…

  7. オハグロベラ

    夏頃婚姻色になったオスを見て、「あの魚なに!?」と聞かれるオハグロベラ。確…

  8. ホシギンポ

    越前でカエルウオと言えば、ホシギンポです。見れる水深が浅くダイビングという…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP